
えとうです。
あっという間に定員に達してしまったこのツアー、当日は晴天に恵まれ幸先いい!←ツアーガイド役のため、大学入学時に着たという年代物のスーツを掘り出してきた宮原ツアーコンダクター。近年文化財に指定されたと噂の「肩パット」が歴史を感じさせます。

結局なんだかんだで25名くらいの参加者で、太宰府のまちあるきらしからぬ婦女子率多しでびっくり。広報でうった「イケメン」効果か?とりあえず真っ先に「イケメンかどうかの苦情は一切受け付けません」とお断り。

まず第1の感動案内人は
06年の「てくてくほりほり」でも登場した、太宰府市文化財課の宮崎さん。西鉄太宰府駅から
九州国立博物館までを案内してもらいます。コンパクトに太宰府の魅力が詰まったとてもおもしろいコースです。
(コース:西鉄太宰府駅→参道→国博通り→藍染川→伝衣塔~)

紅葉真っ盛りの光明禅寺へ。もーそりゃ靴がなくなってもおかしくないくらい客が多い!緑がまぶしい初夏もきれいやけど、やっぱ紅葉はきれいやなー。四季それぞれで楽しめます。
(コース:~光明禅寺→定遠館→浮殿~)

次の感動案内人は九州国立博物館の赤司さんです。赤司さんには九博の
バックヤードツアーを案内してもらって、収蔵庫や文化財修復の秘密を教えてもらいました。文化財を守るって大変なことだ。←所蔵品を運ぶためのでっかいエレベーター。
(コース:~九州国立博物館→トンネル→太宰府天満宮文書館→黒田如水の井戸~)

お次の感動案内人は太宰府天満宮の森さんです。ちょっと歩けばすぐにおもしろいものにぶつかる太宰府天満宮。初詣しか行ったことがないという人、今度はじっくり見て回ってみたくださいね。
(コース:~延寿王院→太鼓橋・心字池→志賀社→楼門・手水社周辺→本殿→飛梅→本殿裏の滝・夫婦楠→絵馬堂~)
太宰府天満宮にはいっぱい神主さんがいますが、この人は電話ボックス常駐の神主さんです(うそ)。こういう小ネタをいちいち挟んでくるのがすばらしいおもてなしの心やね(笑)このあともすばやく場所を移動して、心字池で鯉に餌をやっていたり、風船を配ったりちょこちょこ登場してくれました。穴井さん、ありがとー。
↑正しいお手水の作法を動画でどうぞ。これであなたも参拝通。
二礼二拍手一礼の正しい参拝の作法のあとに、特別に祝詞まであげてもらいました。これでツアー参加者は無病息災間違いなしやね。

太宰府天満宮の境内には国指定、県指定のたくさんの楠の木があります。樹齢千年を超える大楠もあって、すごいパワーを感じる。宮司さんは千百年を超える太宰府天満宮の歴史の中で、この森を守れたことが自分の誇りだって言ってました。ほんときれいな森。

そしてツアーも終盤へ。感動案内人は宮崎さんに戻り、小鳥居小路を通って「太宰府山かげ亭」へと向かいます。この周辺には商売の神様の恵比寿さまがいっぱいいて
冬に恵比寿参りもあるんで、行ってみてはいかが?

山かげ亭近くの岩踏橋。この川は御笠川なんやけど、このあたりは岩踏川とも呼ばれています。まさに岩を踏みながらこの辺で洗濯とかしよったんやろうねー。この辺では最近ホタルも出るようになったんですよ。

お待ちかねの
太宰府名物・梅ヶ枝餅!山かげ亭に到着して、歩いて疲れた足を癒します。しかも今回の梅ヶ枝餅は古来の梅ヶ枝餅の食べ方で楽しんでもらおうということで、みなさんに「梅ヶ枝餅重ね」を体験してもらいました。梅ヶ枝餅にあんこをのせて、さらに梅ヶ枝餅で挟むという、まさに梅ヶ枝餅のIT革命。もはや梅ヶ枝餅の次元を超えています。

そして甘くなった口の中をすっきりと、冷えた体を暖かくしてくれたのがこの
3pocafe(さんぽカフェ)のコーヒーです!ちょっとお待たせしたけど、1杯1杯丁寧にネルドリップして、梅ヶ枝餅用にブレンドされたコーヒーは格別でした!上野さん、ありがとう!
(
3pocafeとCATの出会いはコチラから)

4時間にわたる「贅沢おもてなし太宰府感動ツアー」はこれにて終了!これで500円は安いっしょ!というわけで、その場でみんな打ち上げパーティーです。今日はちょうど大相撲九州場所が千秋楽。
太宰府天満宮で稽古している安治川部屋の打ち上げに作ったちゃんこ鍋を分けてもらいました!あったまるー。

飛ぶ鳥跡を濁さず。酒を飲んでもしっかりお片づけです。こうやって山かげ亭はみんなに愛されているのです。あ、言うの忘れてたけど、この「太宰府山かげ亭」は大宰府天満宮所有の古い邸宅で、去年の日比野克彦さんのプロジェクトをきっかけに様々なアート活動や地域活動の拠点となっている場所。わかりにくかったらこのDiaryをずーっと遡って読んでみてね。
また今回の参加者が友達や家族と太宰府に来てくれたらいいなー。ホントみんなお疲れ様でしたー。轟さん、トイレ掃除させてしまってごめん!