AAF2006報告会2日目


AAF2006報告会2日目_f0048597_2362446.jpgえとうです。

朝、会場前でなんか撮影会をしてるところに遭遇。カメラ小僧が微妙なアイドルを撮影してた。でも反射板とか持ってきてるし、ちょっと本格的。ま、どーでもいい話やね。

AAF2006報告会2日目_f0048597_2363839.jpg2日目は「まち・地域・コミュニティ」と「ネットワーク」の2グループに分かれて分科会。オレは「ネットワーク」へ、ヤトウマルは「コミュニティ」へ。「ネットワーク」のほうはコミュニティアートふなばしの下山さんがモデレーターになってさらにグループを細分化し、全国のネットワークの事例や今後のAAFのネットワークについて話し合いました。これが結構おもしろくて、もっと話していたかったな。

AAF2006報告会2日目_f0048597_2365042.jpgAAFの特徴として地域間ネットワークというのがあると思うんやけど、これってホントすごいなと思う。太宰府も去年は淡路島にいってスタードームつくったり、今年も筑前深江に行ったり、今度BEPPU PROJECTと協働するし、夏には沖縄から林さんが来てくれたり、地域と地域がつながった。で、それぞれ内部のネットワークもあるよね。例えばCAT内部のネットワークだったり、牟田アトリエや太宰府天満宮とのネットワークだったり、やっぱネットワークってすごい重要だなと。

スタジオ解放区の林さんがこの夏、太宰府に来てくれたのは本当に大きかった。外部の人が実際に5日間CATともに準備から片づけまで行動をともにして、いろんな話をして、体験をして。外から見た太宰府、外から見たCATを外からの視点でCATに語ってくれた。CATのみんなもすごい自信がついたと思うし、自分たちの動きを客観的に評価してくれる人がいてとてもよかったと思う。

でさー、なるほどと思ったのが、中のネットワークが強固になればなるほど外と遊離してしまいがちってこと。おんなじことやと思うけど、コミュニティも機能すればするほど硬直化するわな。例えばご近所さん同士で仲良くなればなるほど、新しく引っ越してきた人とかが入りにくいとかさ。CATは去年今年と桜坂事務所のみなさんや牟田アトリエのみなさんといろいろ活動してきたんやけど、これを5年も10年も続けるわけにはいかんよなってこと。内輪で固まれば固まるほど信頼関係や意思疎通はよくなるけど、一方で地元住民をはじめ、いろんな人がCATと関わりにくい状況を生んでしまう恐れがあるから。これって危険やね。できるだけ門戸を広げて、いろんな人と遊びたいなと思うのでした。あ、もちろん今までの仲間たちは大事にしながらってことやけどね、当然。

今日いちばんイカしてると思った言葉は「アートはコミュニティの脱構築を可能にする」。そうかもれんと思ったぞ。

by cat-diary | 2006-10-01 23:05 | AAF2006