くすかきのおはなし⑤

えとうです。「くすかき」に対するCATの役割というのをちょっくら書いておこう。2006年の「アジア代表日本2011」で五十嵐さんと出会うわけやけど、それから4年後の2010年に「くすかき」は始まりました。1年目は、「アジア代表日本2010」と同時進行というような感じで、あっち行ったりこっち行ったりでなかなかがっつり参加できてなかったけど、要所要所で参加。2年目は、お互いコンタクトがあんまりとれなかった上に、子どももちっちゃかったのでなかなか参加できなかった。そして今年、3年目。
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2年目からもっと地域とつながりながらやりたいって言ってたんやけど、実現できなくて今年こそはと思っていました。2006年に太宰府に来たことで五十嵐さんは太宰府に魅力を感じ、太宰府でなにかしたいと思ってくれた。そしてそれを行動に移して「くすかき」をはじめ、それを継続してくれている。我々CATがまったくできない「継続」をしていることに感謝と敬意を評すと共に、それに対してサポートせぬは男の恥というもの。サポートどころか、それに刺激を受けてなにかやらかすくらいが本当の男だ!とは思うものの、そんなことできもせんので、まずはサポートがしたい。育休でCATから離れていたメンバーも戻ってきて、年はとったものの少しずつ動けそうな雰囲気になってきたCAT。リハビリにはもってこいのプロジェクトです。
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太宰府天満宮周辺にある上三町下三町、五条、大町、新町、馬場、三条、連歌屋。鬼すべに関わる地域と同じなんやけど、まずはそこに住む人たちにアプローチをしようということになりました。これまでの広報手段にはなかったアナログな「回覧板」という方法と、その6町の自治会長さんに直接話にいくというこれまでにやってそうでやってなかった方法。CATという集まりはできるだけ「市役所」という言葉は使わないでいた。だって、市役所っていったら「あぁ、役所の人間か」と相手が壁をつくってしまうことが多いから。なぜか市役所や公務員は時によって煙たがれてしまうんよね。それにそもそも行政という枠を飛び越えた活動がCATやし、それに「市役所」の肩書きはいらない。
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だがしかし、今回はその「市役所」を使って、正面からぶつかってみることにした。急に知らない髪の長い男が松葉ぼうきを持って「くすかきしませんか?」って来ても、「いや、そういうのは結構ですから…」ってなるよね(笑)嫌な世の中になったもんやけど、そんな時は伝家の宝刀「市役所です」の言葉。くすかきに興味を持ってくれるかどうかは別にして、それは地域の扉を開くには必要な鍵だということに気づきました。なんだかCATの新しい役割を見つけた気がする。

地元まわりをした時の話➡「くすかき日記」

by cat-diary | 2012-04-08 04:46 | くすかき