ちゃぶ台トーク(夏まつり③)


ちゃぶ台トーク(夏まつり③)_f0048597_0331461.jpgえとうです。

夜もすっかりふけた20時、また梵鐘が観世音寺に鳴り響きます。それはちゃぶ台トーク開始の合図。講堂前につくった直径8m高さ4mのスタードームの中で行いました。最初は石田住職による「観世音寺と太宰府、そしてこれから」というお話。この観世音寺という場所の歴史や、地域とどう関わってきたのかなどをお話していただきました。

ちゃぶ台トーク(夏まつり③)_f0048597_161611.jpg次に、この「だざいふ基本計画2006」の概要を説明しながら、Plan1から3までどのように繋がってきたのかをお話しました。そして、Plan2をコーディネートしてくれた先崎さんと泉山真紀さんにもお越しいただいて、まちあるきのお話をしてもらいました。この夏まつりでは、Plan2「てくてく ほりほり」で子どもたちがつくった1000年後の太宰府の地図も展示されて、その様子が書かれた「ポストマン新聞」も発行されたんですよ(いつかネット上で公開する予定です)。また、沖縄から来た特別ゲストのスタジオ解放区・林さんには沖縄でやっているプロジェクトの紹介と、太宰府にきて、その場所や人や歴史をどのように感じたかをお話してもらいました。林さん、すごくいいこと言ってましたよね。「ボクはこんな格好をしてただの目立ちたがり屋みたいになってますけど、普段はあまりしゃべるほうじゃなくて、こんなことをやるような人間じゃないんですが…」と真面目な顔をして言ってましたが、あんなカッコじゃまったく説得力なしです(笑)。でも、ホントいいこと言ってた、これホント。ちゃぶ台トークも文字に起こして公開したいなぁ。

ちゃぶ台トーク(夏まつり③)_f0048597_0334383.jpg「てくほり」で話題になった羽の生えた鳥居の話。 「100年前の地図を見たら今とは違う場所に鳥居があったから、ときどき動けるように羽をつけました」という話をすると、ご住職は「鳥居の起源は、鳥の止まり木と言われていて、天孫降臨の際には鳥が道案内をした、というところからきている。 その鳥居に羽が生えたという子どもの発想は、千年以上昔の人と 今の人の思考が繋がっているっていうことの証だ(要約)」というようなことを言われました。これにはびっくりした。どれだけ時が流れても、今も昔もこの先もなんだか繋がってんだなぁと感動しました。やっぱ壮大だわ、この太宰府の歴史も、「だざいふ基本計画」も。

夏まつりの締めくくりにはやっぱり梵鐘。全員で鐘の音を聴いて、千年の時の流れに思いを馳せましたとさ。

by cat-diary | 2006-08-20 23:30 | だざいふ基本計画2006Plan3