別府小茶会於山田別荘-其の壱-


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えとうです。本日は別府小茶会の第弐弾を山田別荘で執り行います。山田別荘は昭和5年に普請されて今日まで昭和の趣を残す老舗温泉旅館。別府の街中に程近いのに喧騒を感じさせないこの素敵な空間を余すことなく感じてもらえたらいいなぁと事に臨んでおります。

まずはお越しいただいたお客さんをお通しするのは、「梅ヶ枝」と名のついたお部屋。ここには山田別荘に古くからある家具や、現代作家のステキな陶器などなどが置いてあります。梅ヶ枝という名からちょっとだけ太宰府を連想してもらいながら、待合として↑写真の洋間ロビーへとご案内。

いつものロビーと少し違う風景が。それは窓にある柚をモチーフにしたステンドグラスです。別府公会堂や潮聴閣にもある小川三知のステンドグラスをオマージュ。これは別府小茶会のアートディレクションをしている先崎哲進さんの作品です。

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なんだか今回は写真をあまり撮ってなくて全体像がわからんでしょーけどご勘弁。待合から庭池の露地を通りながらふと脇へ目をやると、おもむろに盆栽戦艦大和。今は干上がってしまった池の窪みに、前日降った雨が溜まり何とも見事な景へと変貌しました。これかっこいい!さすが天才先ちゃん。

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庭から部屋へと上がります。入り口には暖簾をかけて躙り口のようにくぐっていきます。別府小茶会のロゴはお茶と温泉マークをあわせたものです。初夏の風が気持ちよく吹いて暖簾がそよそよと揺れています。実はこの暖簾…、この話はまたあとにしましょう。

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f0048597_07235.jpgさて、お茶を一服進ぜよう。まずはお菓子です。今回のお菓子は湯煙をイメージした綿菓子です。前代未聞、お菓子をお客さん自身につくっていただきます。前日夜中まで実験を繰り返し、なんとかここまでこぎつけました!これでも大成功です!なかなかふんわりはならんもんですね。炉にアルコールランプを入れ、ザラメを入れた空き缶を熱します。それを隣の箱に移し少し冷えたところで高速回転を加えます!すると空気中に発射された溶けたザラメが糸状になり、それを割り箸で巻き取るという実験です。実験じゃない、正式な綿菓子のお手前と言い張ります。これでお客さんもあっという間に和んでくれました。

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初回のお手前は山田別荘の嫡男・研人くんを予定していましたが、部活の試合が入り急遽お父さんにバトンタッチ。緊張のあまり袱紗を付け忘れるものの、落ち着いてクリア!ピシャッと見事なお手前!

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2回目のお手前は先崎さんです。ここでまたお手前の写真がないや。そうそう、言い忘れてました。お客さんの後ろに見えるのが巨大バラン。なんかウルトラマンに出てきそうな感じやけど、お弁当に入ってるアレです。この部屋が20帖ほどあるので、調整機能をもった結界の役目を果たします。先崎さん曰く、この茶室をお弁当箱に見立てたということです。なんで?(笑)

こんな感じで、ざっくばらんに(バランだけに)お昼の部が終了しました。
次回は夜の部、CAT男子茶道部、混浴露天風呂で筋肉流のお手前披露!?
お楽しみに!

by cat-diary | 2009-06-06 23:54 | BEPPU PROJECT