「混浴温泉世界」を往く~鉄輪・観光港編~


f0048597_801894.jpgえとうです。
ここは鉄輪。"かんなわ"と読みます。湯煙がコンコンと湧いて水路を流れるのも側溝を流れるのも温泉だからどこもかしこも湯煙です。この辺はボクが小学生の頃、新聞配達をしてたエリアなので馴染み深い場所。なつかしいなぁ。

f0048597_803794.jpg鉄輪ではジンミ・ユーン、ホセイン・ゴルバの作品。この風景、昔から日常の風景やったけんなんとも思わんやったけど、よく考えるとすごい風景やなーと思った。他所の人からするとありえんよね。温かいアスファルトや湯煙の独特の匂い、作品にも場所の力が影響を与えたことがありありと窺えます。

ボクにとっては親しみのある場所が、時の流れによるまちの変化とアートによる視点の変化で特別な場所に思えた。となると地元の人たちはこの現象をどう捉えているんだろう。ノスタルジーがある種のエッセンスを加えているなら、時の変化を段階的に受け入れてきた地元の人たちはまた違った印象を受けるんだろうなー。

f0048597_804678.jpgはっきり言って門外漢なんでアートが何かなんてわからんけど、「おもしろいこと」であることはここ5年くらいで体験してきた。でもやっぱり「アート」って聞いて構えてしまう人はどうしてもいる、自分がそうだったように。

f0048597_80566.jpgでも自分たちが住んでいる場所で何かが起こっている!ということは実際に体験してほしいなーと思う。今日たまたま見たテレビでエド・はるみが言っていました。

f0048597_81578.jpg「なにかに対して、嫌だなとか興味なしって思うことは頭で考えたこと。それでも体験すればそこには別の発見があるんだ」って。体験すれば何かしら感じるはずですよ、きっと。それが気に入るかどうかは別にして、気に入らなかったとしてもきっと発見はあるはず。

とかいろいろ思いながらまちを歩きました。2005年にBEPPU PROJECTが動き出して、考えられないくらいに急速に、着実に別府にアートをインストールしはじめて、その大変さや楽しさをちょっと離れたところで感じてきたから、まちの人がどう思っているかすごく興味がある。近所に住むかつての学友たちは誰かこれを見ただろうか。

f0048597_811423.jpg観光港ではマイケル・リン、ジンミ・ユーン、アデル・アブデスメッド。作品を見ていると本当に結果よりも過程が大事だなーと思う。やはり何かを作り上げるプロセスがいちばんおもしろい。

f0048597_812320.jpg中心市街地の商店街では"ダンサーを探せ!!"というダンスイベントがありました。どこからともなくダンサーたちが現れ消えてゆく。忙しく日常生活を送る人たちの無関心さとダンサーの熱の対比がおもしろい。


というわけで、別府現代芸術フェスティバル「混浴温泉世界」は6/14(日)までです。未見の人は是非!BEPPU PROJECTとCATのこれまでの軌跡は右側のカテゴリ"BEPPU PROJECT"からどうぞ。2005年から混浴温泉世界までの様子が少しだけ垣間見れます。2006年には「具体的な実現方法は未定」って言ってたのにね(笑)それと混浴温泉世界の紹介がいろんなサイトであるけど、artscapeが興味深いかも、と思ったので紹介しておきます。→http://artscape.jp/study/npo/1203701_2185.html

by cat-diary | 2009-05-03 07:58 | BEPPU PROJECT